引き続き、ペ・ドゥナ中心ではなく、映画の全体の感想を…。
(※ネタバレありますのでご注意を。)
①引き込まれるオープニング、そして展開がスピーディー。 映画は、水道管か何か、細い管に水が流れている所を写したカットから始まります。 「トンネル」に見立てているのだと思いますが、このカットからも怖さというか、 これから何か嫌なことが起こりそうな予感をひしひし感じられました。 主人公・ジョンス(ハ・ジョンウ)が家に帰る途中、ガソリンスタンドで給油しているシーンから映画は始まりますが、 ここでのおじいさんとのやりとりが、この後、ジョンスの生命を左右することになります。 この話の進め方も上手いな~と感じました。 そして、映画が始まって10分?(もっと短かったかもしれません)も経たない内にトンネル事故が!! 本当に展開が早くて、全く飽きることなく観ていられました。2時間あっという間。 ②印象に残ったマスコミの言葉 トンネル事故を放送するアナウンサーが、 「韓国の安全がまた崩れました。」というような発言をします。 韓国でこの映画が作られたのはセウォル号の沈没事故以降。この一言に監督の強いメッセージを感じました。 他にも映画に登場する報道陣の報道姿勢や官僚関係者の対応は「あり得ない!」ものばかりなんですが、 現実にもこのようなあり得ない!ことは起きているわけで…(日本でも)。 トンネル内の恐怖を描いたパニック映画や、家族の絆を感じるヒューマン映画だけでなく、 今現在の社会の在り方がしっかり反映されているところが、この映画の大きな魅力なんだと感じました。 ③トンネル内でのパートナー、テンイが可愛過ぎる~~!!!! まずは、こちらに↓↓掲載されている動画をご覧ください!! ”テンイ”とは、トンネル内で出会うパグ犬です。テンイの飼い主の方とは悲しい別れが待っているのですが…。 テンイが登場するシーンは、ほのぼのしていてもう癒しです。 ペ・ドゥナとテンイの絡みがなかったのは残念ですが、きっとテンイはペ・ドゥナ一家の飼い犬になったのだと思っています(笑)。 ④ハ・ジョンウ氏&オ・ダルス氏はやはりうまい!!すごい!! トンネル内ではほぼ一人芝居をするハ・ジョンウ氏。絶望に近い状況なのにユーモアも感じさせてくれる所は流石です。 救助隊の隊長、オ・ダルス氏は、人間味のあるとっても魅力的な役で、これもこの方でないと演じれなかったよな~と思いました。 撮影は極寒の中、大変苦労したと思いますが、監督さんや俳優さん、そしてスタッフの方々の雰囲気はよかったのではないかな、と感じました。 以上、個人的な意見ばかりになりましたが、「トンネル」のまとめでした! そして、「トンネル」鑑賞後、キム・ソンフン監督の作品「最後まで行く」も観たくなり、 即DVDをレンタルしてみました。これが!!「最後まで行く」もとってもおもしろい作品でした! 次はその感想を…。
by BD_press
| 2017-07-23 03:30
| 出演・韓国映画
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Comments(4)
一言で表せませんが、スケールの大きい、そしてちゃんと作られた映画でした。キム監督が韓国中のトンネルを調べ上げたのにもびっくり。そういうことのできる韓国の映画が素晴らしいです。ところで、犬の飼い主の可哀想な女性を演じた女優さん、ご存じでしたら教えてください。韓国の有村架純さん、と、いう感じで。オ・ダルスは文句なしの名演!大好きです。
あと、最後のドライブのシーンに一瞬、ペドウナらしさ(ペドウナ節)が垣間見られて、嬉しかった。
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hanahanaさまコメントありがとうございます!
飼い主の「ミナ」を演じたのは、ナム・ジヒョンさんという女優さんのようです(参考→http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/kimsonfun_tunnel.html) そういえば、有村さんの雰囲気に似ていましたね!
ナム・ジヒョンさんの情報をありがとうございます。層の厚いこの国の映画界、しかもこれだけの芸達者の中で、抜擢ですね!歴史ものの経験も子役時代から豊富で、そのうち、NHKのBSに出てきそうな感じもします。
Commented
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BD_press at 2017-08-03 15:45
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